本 日 の 給 食|令和5年度2月の給食
2月の給食目標『奈良の食文化を知ろう』
〇 2月の給食目標
2月の給食紹介
〇2月29日(木) ご飯・牛乳・タッカルビ・わかめスープ・レモンゼリー
今日は、「わかめ」の話をします。わかめは、カルシウムや食物せんいが豊富な海藻です。わかめは部位により、食感や呼ばれ方が変わります。一般的に「わかめ」として食べている部位は、葉の部分です。シャキシャキした食感でみそ汁・酢の物・サラダなど多くの料理に使われています。茎の「くきわかめ」は、コリコリした食感で熱に強いので炒め物・煮物にして食べられます。茎の下は「めかぶ」で、ヌルヌルしており、和え物として食べられることが多いです。今日は、わかめスープです。味わっていただきましょう。
〇2月28日(水) 減量パン・牛乳・ミートソーススパゲティ・花野菜のサラダ・みかんジャム
今日は、「花野菜」の話をします。花野菜は、茎やつぼみ・花を食べる野菜で、カリフラワーやブロッコリーのことです。日本へは、江戸時代にアメリカからカリフラワーが伝わり、ブロッコリーは40年ほど前から本格的に栽培が始まりました。どちらも11月から3月が旬の野菜で、体の調子を整えるビタミンC・お腹の調子を整える食物せんいを多く含んでいます。今日はサラダにしています。マヨネーズをかけていただきましょう。
〇2月27日(火) ご飯・牛乳・ししゃものかんろ煮・おひたし・かす汁・のりふりかけ
今日は、「かす汁」の話をします。かす汁は、肉や魚・野菜などの具が入っただし汁に「酒かす」と「みそ」を溶かした汁物です。米と麹を発酵させた後、日本酒を絞ったときに残る白いかたまりが酒かすです。酒かすにはたくさんの栄養が含まれており、日本酒が生まれた奈良市では奈良漬に使うなど、昔から食べられてきました。今日のかす汁には、奈良市で作られている酒かすが入っています。しっかり食べて体を温めましょう。
〇2月26日(月) ご飯・さばの梅煮・大和まなとうす揚げの煮物・じゃがいものみそ汁
今日は「古都ならの日」です。奈良市で作られたお米をよりおいしく味わうために、地場産物や郷土料理を取り入れた献立が登場します。大和まなは、日本で1番古い野菜の1つで、「大和の伝統野菜」として奈良県内で栽培されています。漬物や煮物などにして食べられることが多く、最近では地場産物として、お店で見かけることも増えてきました。今日は、奈良県の郷土料理の「大和まなとうす揚げの煮物」に使っています。奈良県産の梅干しで煮た、さばの梅煮と一緒に味わっていただきましょう。
〇2月22日(木) ご飯・牛乳・チキンカツ・コールスローサラダ・ワンタンスープ
今日は、「鶏肉」の話をします。鶏肉は食べる部位によって、味や食感に違いがあります。もも肉や手羽先は脂肪が多くコクがあるので、揚げ物や煮物などに使われます。むね肉やささみは脂肪が少なくやわらかいので、酒蒸しやサラダなどに使われます。また、鶏肉には血や肉をつくるたんぱく質が多く含まれています。今日は鶏肉に衣をつけて揚げたチキンカツです。よくかんでいただきましょう。
〇2月19日(月) ご飯・牛乳・きびなご揚げ・ひじきの炒め煮・にゅうめん
今日は、「きびなご」の話をします。きびなごは、体長10㎝ほどの魚で、帯状にしま模様が入っているのが特徴です。鹿児島県の方言で帯のことを「きび」、小魚のことを「なご」と言うことから、その見た目の特徴に合わせて「きびなご」と呼ばれています。きびなごは、天ぷらやから揚げなどにして丸ごと食べられるので、骨や歯を丈夫にするカルシウムや、カルシウムの吸収を助けるビタミンDをたくさんとることができます。今日は揚げ玉をつけて揚げています。奈良県の郷土料理「にゅうめん」と一緒に、おいしくただきましょう。
〇2月16日(金) パン・牛乳・クリームシチュー・青菜のソテー・いちごミックスジャム
今日は、「シチュー」の話をします。シチューは、大きく分けて2種類あります。牛肉を赤ワインやトマトピューレを入れたスープで煮込んだブラウンシチューと鶏肉や魚介類を牛乳や生クリームを入れたスープで煮込んだクリームシチューです。クリームシチューは、子どもたちに栄養のある食事を食べてほしいという思いから、学校給食に出たことで全国的に広まりました。世界各国のシチューとは違い、日本のシチューはとろみがあるのが特徴です。シチューを食べて体を温めましょう。
〇2月15日(木) ご飯・牛乳・にしんのかんろ煮・煮あえっこ・せんべい汁
今日は、「食育の日」の献立です。2月は、青森県の郷土料理です。「煮あえっこ」は、根菜類と塩漬けにした山菜を炒め、豆腐を入れた煮物です。作物の採れない冬に向けて、春に採れた山菜を塩漬けし保存食にしていました。今日は、山菜の代わりに塩昆布を使っています。「せんべい汁」は、小麦粉に塩と水を混ぜた生地を鉄製の型で丸く固く焼いた伝統食品「かやきせんべい」をみそ汁や鍋に入れたものです。青森県は寒さで米が育ちにくい所なので、せんべいは貴重な保存食でした。青森県の郷土料理を味わっていただきましょう。
〇2月14日(水) パン・牛乳・揚げぎょうざ・五目スープ・チョコクリーム・いちご
今日は、「ぎょうざ」の話をします。ぎょうざが生まれた中国では、旧正月の前日の大みそかに作り始め、年を越えてから食べる習慣があります。今年の旧正月は2月10日から2月17日です。また、ぎょうざの形は「馬蹄銀」という中国の昔のお金の形に似ています。「お金に恵まれるように」という願いが込められているので、結婚式などお祝いの時にも食べられます。今日は油でカラッと揚げた「揚げぎょうざ」です。おいしくいただきましょう。
〇2月13日(火) ご飯・牛乳・豚肉のしょうが焼き・豆腐のみそ汁・あさりのしぐれ煮
今日は、「豚肉のしょうが焼き」の話をします。豚肉をしょうがで炒めると、それぞれに含まれている栄養のはたらきがパワーアップするので「スタミナ料理」といわれています。豚肉には、血や肉を作るたんぱく質、体の調子を整えてくれるビタミンB1が多く含まれています。しょうがには、体を温めてくれるショウガオールという栄養が含まれています。残さず食べて元気に過ごしましょう。
〇2月9日(金) パン・牛乳・ハンバーグのケチャップ煮・こふきいも・ミネストローネ・スライスチーズ
今日は、「ハンバーグ」の話をします。ハンバーグの名前の由来はドイツのハンブルクという町の名前からきています。その昔、ハンブルクの人たちが固い肉をなんとかおいしく食べようと、細かく刻んだ肉に香辛料を入れ、丸めて焼いたのがハンバーグの始まりとされています。味わっていただきましょう。
〇2月8日(木) ご飯・牛乳・キーマカレー・大根サラダ
今日は、「大根」の話をします。大根はヨーロッパから中国、そして日本へと伝わってきました。太くて大きな根を食べるので、漢字で「大きな根」と書きます。大根は冬を代表する野菜で、この季節にとれる大根はやわらかくてみずみずしいです。昔から、せきやのどの痛みに効くと言われているので、寒い季節にぴったりの野菜です。給食では、おでんや豚汁などの和食に使うことが多いですが、今日は旬の水菜と人参と一緒にサラダにしています。しっかり食べて元気に過ごしましょう。
〇2月7日(水) パン・牛乳・野菜コロッケ・キャベツのソテー・コーンスープ
今日は、「コロッケ」の話をします。コロッケは、つぶしたじゃがいもに炒めた玉ねぎとひき肉を加えて形を整え、パン粉をつけて油で揚げた料理です。フランスの「クロケット」から「コロッケ」と呼ばれるようになりました。明治の初めに日本に伝わり明治から大正にかけて「安くてたくさん食べられる」と大人気になりました。キャベツのソテーと一緒にパンにはさんで食べてもおいしいですよ。味わっていただきましょう。
〇2月6日(火) 減量ご飯・牛乳・柿の葉ずし(さけ)・ちらしずしの具・白菜のみそ汁・棒ソーセージ
今月のめあては、「郷土料理を知ろう」です。給食では、全国各地の郷土料理が登場しています。郷土料理とは、その土地で暮らす人々が、そこにある自然の恵みを使って豊かに暮らしていくために工夫し、生まれた伝統的な料理のことです。今日は、柿の栽培がさかんな奈良県吉野地方の郷土料理「柿の葉ずし」が登場します。柿の葉ずしは、酢飯に塩でしめた魚をのせ、殺菌作用がある柿の葉で包んで木箱につめ、重しをのせて作ります。一晩おくことで、柿の葉の香りと魚のうま味が酢飯に移り、さっぱりとした味わいになります。今日はさけの柿の葉ずしです。おいしくいただきましょう。
〇2月5日(月) ご飯・牛乳・ビビンバ・トックスープ・大根キムチ
今日は、「ビビンバ」の話をします。ビビンバは正しくは、「ビビムパム」といいます。「ビビム」は混ぜ合わせるという意味で、「パム」はご飯のことです。ご飯の上にナムルや肉・ごま油・コチジャンを盛りつけたものをスプーンで混ぜて食べる料理です。給食では、豚肉・太もやし・ほうれん草・にんじん・切り干し大根の5種類の具が入っています。ご飯に混ぜていただきましょう。
〇2月2日(金) パン・牛乳・ポークビーンズ・ごぼうサラダ・小魚
今日は、「ごぼう」の話をします。ごぼうは中国から薬草として伝わった、根の部分を食べる野菜です。日本に伝わってから、料理の材料として使われるようになりました。1年中お店に並んでいますが、1番おいしく食べることができる旬は11月から2月でうま味が増します。香りや歯ごたえが良いので、煮物・揚げ物・炒め物と色々な料理に使われています。今日はサラダにしています。よくかんでいただきましょう。
〇2月1日(木) ご飯・牛乳・いわしのしょうが煮・煮びたし・キャベツのみそ汁・福豆
今日は、「節分」の話をします。節分は季節が変わる日の前日をさし、立春・立夏・立秋・立冬と季節ごとにあります。春の節分は立春の前日にあたり、冬と春を分ける節目の日で1年の始まりとされています。昔の人は、季節の変わり目には悪いものが家に入りやすいと考えていたので、それらを退治するためにいわしの頭を玄関に飾ったり、豆まきをしたりするようになりました。今日は、いわしのしょうが煮と福豆がついています。おいしくいただきましょう。